当事者クラブ「八起会」

ほっと一息、八起会。

~なんとなく 集い合い、なにげなく 癒し合い、さりげなく 支え合う。~

『“ほっと一息、八起会”肩の荷をおろして、月に一度“ほっ”と一息入れましょう。そして、肩肘張らずにありのままで「なんとなく集い合い」ましょう。そこにはきっと「なにげなく 癒し合い」「さりげなく 支えあう」仲間が居ます。……そして30年、そんな仲間の会が続いてきました。さらに…』
―八起会30周年記念誌より・会員の言葉―

結成の経緯

1965年当時、退院して病院の周囲の中小企業に就職し、寮やアパートで単身生活する人が多くいました。日常生活の中で出合う困難や悩みを一人で抱えこみました。職員はそのことが原因で、病状が再燃し入退院を繰り返すことになっていると感じていました。藤田医局長(現理事長)から退院者の定期的な懇談会を開くことが提案され、会は「七転び八起き」の精神から『八起会』と名づけられ1966年1月に結成されました。以後、月に1回例会を開き、病院の施設内で料理を作ったり、近くの山にハイキングに出かけたりしていくなかで、次第にお互いの問題を話し合うなど仲間同士で支え励ましあう会になっていきました。

発足より50年

現在では活動の内容も多彩で、年齢層も20歳代から80歳代までと幅広く、外来、デイケア、ボランティア等を含め、登録会員数は200名を超える大きな会となっています。運営は会員を中心とした事務局で行なわれ、精神保健福祉士・作業療法士・保健師が事務局の一員として側面的に支えています。年度の終わりの総会で役員改選を行い、次年度の年間計画を立てています。例会の中でも年に一度の一泊旅行は会員の大きな楽しみです。
八起会も発足から50年が経ちました。八起会の役割も時代によって変化をしていますが、時代にあった会の運営を会員同士で模索し、これからも支え合っていきます。

年間活動例
(活動予定日は毎月第3日曜日)

4月 お花見
5月 バーベキュー
6月 一泊旅行
7月 栄養教室
8月 先生を囲んで(勉強会)
9月 浦安荘まつり
10月 芸術・スポーツ観戦
11月 映画鑑賞
12月 クリスマス会
1月 初詣
2月 ボウリング大会
3月 総会