アルコール外来

    アルコール依存症について

    アルコール依存症は、反復的な飲酒により徐々に飲酒量が増え、飲酒コントロールの喪失に至ってしまうもので、飲酒する人なら誰でもなりうる病気です。飲まないと気分が晴れない、夜が眠れない、という状態から飲酒量が増え、依存症になってしまうこともあります。依存症になると、徐々に飲酒の量や時間のコントロールが困難となり、身体的・社会的な問題が生じているにも関わらず自力で断酒することが難しくなります。2013年の調査では、アルコール依存症の患者数は約103万人と推計されていますが、実際に専門治療を受けたのは3.7万人程度とされています。アルコール依存症を未治療のままにすると、肝硬変などの身体疾患だけでなく、うつ病や認知症を合併するリスクが高まるなど、社会生活に大きな悪影響を及ぼします。しかし、適切な治療を受け断酒することで健康を取り戻すことができる回復可能な病気でもあります。できるだけ早期に治療を受けることが大切になります。

    受診について

  1. 外来診療について
  2. 外来診療については予約制になっています。
    アルコールに関することでお困りの方、アルコール依存症の治療を希望される方は、相談員がお話をお伺いします。
    まずは事前にお電話でご相談ください。

  3. 診察時間
  4. 毎週火曜日(女性のみ)と金曜日の午後(受診は完全予約制となっています)

    相談員がお話を伺いますので、まずは事前にお電話でご相談ください。

  5. 持参するもの
  6. 各種保険証
    各種公費医療受給者証※
    紹介状※
    お薬手帳※
    ※お持ちの方のみ

  7. 支援と治療
  8. 飲酒によって引き起こされる様々な問題に対しての専門的な治療・相談を行っています。
    また、必要に応じて入院治療の紹介も行っています。断酒目的での入院をされた方にはARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)に参加していただきます。 *入院期間:2~3ヵ月



    また、ご家族様に対するミーティングも行っています。

  9. アルコール家族ミーティングについて
  10. アルコール家族ミーティングは、「アルコール依存症とはどんな病気か」を学習し、家族が回復していくための家族教室です。心理士、精神保健福祉士が担当しています。本人だけでなく、ご家族の方もアルコール依存症について勉強し、本人また病気に対する理解を深めていただければと思います。
    日時:毎月第1・3木曜日  15:00~16:00
    場所:西館1階 多目的室2
    *参加希望の方は、まずは事前にお電話でご相談ください。

    アルコール外来診察担当医

    曜日


    午前
    (初診)
    担当医 担当医
    午後
    (再診)
    堀井 堀井
    山下

    ※事前にお問い合わせください(予約制)

お問い合わせ先

〒702-8508 
岡山市南区浦安本町100-2
公益財団法人 慈圭会 慈圭病院
月~金 8:30~17:30
(祝日・年末年始を除く)
086-262-1191(代表)