先輩の姿

「看護する側、される側」を見つめながら。

看護師(入職1年目)
看護学校の経験でこの仕事にやりがいを感じ、精神科の看護師への道を歩み始めました。病棟での患者さまへのケアとサポートが私の仕事です。要望にはできるだけ迅速に対応するように心がけています。患者さまの言葉をそのまま聞くだけではなく、どんな思いを抱いておられるのかなどを考えながら関わっています。一方的なケアではなく「看護する側・される側」の両方が納得のいく計画を立てることが重要であると知りました。先輩からのアドバイスや院内のチームワークがうまく連携したとき、色々な学びが出来たように思いました。「患者さまの前では笑顔で」が毎日心がけているテーマです。笑顔が患者さまにも伝わり、そこから生まれるエネルギーがその人らしさを活かし日々を元気に過ごさせてくれるように思います。



教科書にはない、奥の深い仕事です。

看護師(入職2年目)
学生時代、当院の実習で精神科の看護に魅力を感じました。実習のとき、訴えが頻繁な患者さまがとてもイライラされていて、私がゆっくりとお話を聞かせていただくと少しずつ落ち着きが戻り、険しかった表情がだんだんと笑顔に変わっていくのが感じられました。看護をするときには自分自身の心にも余裕を持っていることが大切ということを実感した貴重な体験となりました。「精神科看護は教科書どおりにはいかない」。今の私がこの仕事について感じていることです。自分で看護を模索し看護観を創造していく、奥の深い仕事だと思います。自分自身の関わりが看護の道具となるので、声かけや表情には特に気をつけて、一日一日の関わりを大切にしています。



不安な気持ちに寄り添うように。

看護師(入職3年目)
患者さまが自主的に治療をうけられるように援助したり退院にむけてサポートをすることが私の仕事です。笑顔で良い看護を提供するために体調管理には気をつけています。入職した頃のこと、患者さまが泣いている姿によく出会いました。ある日その患者さまの話を傾聴することがあり、話し終えた後に「ありがとうございます」と言葉をかけてくださいました。目は潤んでいましたが、自然な笑顔がそこには生まれていました。最初は戸惑ってばかりだった急性期病棟にも慣れましたが、患者さまにとってはそうではないということを忘れてはいけないといつも自分に言い聞かせています。患者さまの痛みや不安を理解しようと私自身が努力し、不安な気持ちに寄り添う看護をこれからもしていきたいと思います。



信頼関係を築き、一歩ずつ回復へと。

看護師(中堅看護師)
慈圭病院で介護福祉士として5年勤務した後に看護学校へ。卒業後再びここで働いています。介護福祉士の「日常生活を支援する」立場から、看護師の投薬や身体管理といった「医療を提供する立場」に変わり、命に直結する業務にやりがいをいっそう強く感じています。心の病は、患者さまの心と向き合い疾患そのものを心でキャッチする必要があります。ときには患者さまとぶつかりながらでも、信頼関係を築き一歩ずつ回復へと向かっていく、そして、その歓びをともに分かち合えることも、精神科看護の醍醐味ではないかと思います。



困難を感じた時こそ、成長のチャンス。

主任看護師(中堅看護師)
人と関わる仕事がしたい。そんな思いでこの職業を選びました。見学したときにスタッフのかたも優しく、院内で笑顔が多く見られたのもこの病院に決めた理由です。対応に悩んでいた受け持ちの患者さまから「ありがとうございました」と言われた時は、未熟なりにも一生懸命関わらせていただいてよかったと感じました。看護主任として病棟勤務をしながら、病棟運営、業務の割り振りや改善などを行っています。困難な時もチャンスと捉え成長できるように心がけています。先輩看護師はもちろん、後輩からもいいところを自分に還元できるように、気づきを得て学べるようにしていきたいです。